投稿者(イニシャル): Gooner
進学予定校: HEC Paris

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【ヨーロッパ】
・ 受験校: HEC Paris, IESE, ESADE, Indiana Kelley, UNC Kenan-Flagler
・ 合格校: HEC Paris
・       全5校からインタビュー招待あり。最初に第一志望のHECから合格を頂いたので、他の4校を途中辞退。
・       ※UNC Kenan-Flaglerはオープンインタビュー形式のため、希望者は全員インタビューの設定が可能。

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【26歳~30歳】
・ 海外経験の有無: 【~1年未満】
・ 費用: 【私費】

・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【濱口塾/その他( Tom Bojko )】
・ 奨学金: 【取得済み】 ※HEC Parisからの奨学金
・ 留学の目的: 【キャリアチェンジ/スキルアップ/海外経験/ネットワークづくり】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
バックグラウンド:
私の特徴は、①純ドメ、②地方受験者、③リアプリカント、④私立文系(Math苦手)です。
海外経験は旅行と出張のみのいわゆる純ドメです。そして大阪在住の地方受験者で、1年目受験に失敗したリアプリカントです。
MBA受験において地方在住者というのは、情報やネットワーク面で結構格差を感じました。また、私立文系(関西学院大学 商学部)で高2以来Mathに触れていなかったため、GMATのMathにはかなり苦しめられました。

職務経験:
新卒で電機メーカーに就職。1年目は家電量販店で丸一年間家電の店頭販売実習(地獄)。2〜3年目は、海外生産拠点のロジスティクス管理(国内勤務)。元々海外営業・マーケティングをしたかったため、社内公募に応募し無事異動。4〜6年目はB2B事業の欧州営業・マーケティング(国内勤務)。7年目となる2015年に退職し、私費留学。
海外勤務経験はないですが、6年間の職務経験のうちで5年間海外関係の仕事にありつけたことは、MBA合格の重要な要素でした。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
最大の理由はキャリアチェンジ。自分の目指している道が今の会社でのキャリアパス上なかった。新しいキャリアにチャレンジするために自分をストレッチし続けられる環境で、ハード・ソフトスキルの両面を磨き、グローバルネットワークを築けるMBAに行こうと思いました。
また、海外関係の仕事をしていたものの日本人がマジョリティであったため、日本人がマイノリティの真のグローバルの世界に飛び込んで知見を広げることはもちろん、そのような世界でも適応しリーダーシップを発揮できる存在になりたいとも思っていました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
Study hard, Play hardで1年半を楽しみたいと思います。HECでしか、パリでしか、欧州でしか経験できないことを多くしたいと思います。また、欧州サッカーを存分に楽しみつつもロングタームのキャリアを見据えて、欧州サッカービジネス界と何とかしてコネクションを持てるように、仲間を見つけ共に活動をしていきたいです。
Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2012年1月〜2013年3月: TOEFL
受験1年目:
2013年4月〜: GMAT(濱口塾)
2013年5月〜: エッセイ(日本人アプリカントの中で有名なエッセイカウンセラー)
2014年1月: 2ndで5校(欧州2校、US 3校)出願するも、どこからもインタビューの招待が来ないまま撃沈。
受験2年目:
2014年2月〜: 引き続きGMAT(濱口塾)
2014年5月〜: エッセイ(Tom Bojko)
2014年12月中旬~: Matthewとのインタビュートレーニング開始(1月下旬までに計5回)
2015年1月: 同じく2ndで5校出願(欧州3校、US 2校)し、5校全てからインタビューの招待が届く。
1月末にHECのインタビューを日本人アラムナイ2人と大阪と神戸で2回実施(1週間で2回)。
2015年2月: 他の4校のインタビューが中旬以降に控えていましたが、2月6日にHECから合格を頂き、4校を途中辞退し受験終了。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
学校の公式ホームページは基本的な情報を得るのに役立ちました。また、日本人学生が運営している非公式なホームページやブログなどは、より細かい情報やライフスタイルを知り、将来の自分を想像しモチベートする目的でよく見ました。これらの非公式なホームページやブログから在校生にコンタクトを取り、メールベースで色々情報を収集し、オンラインで実施されるInfo sessionにも積極的に参加しました。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
① プログラム期間: インターンや課外活動などをできるだけ多く経験したかったため、2年制(または1.5年制)に絞る。
※HECは16ヶ月のプログラムだが、プログラムの組み方次第で19ヶ月や21ヶ月に延長できるため出願しました。
② ロケーション: USも2校受けたものの、欧州スクールを最優先で見ていました。欧州スクールのダイバシティ、インターナショナル比率の高さとバランスは魅力的で、スコアにも寛容な欧州スクールを優先。USの学校も含め各学校のGMAT Mid 80%レンジに自分のスコアが入るかどうかは見るようにしていました。また、都心部から遠い田舎も嫌だったため、欧州ではパリとバルセロナの学校を選択。
③ コスト: 私費留学であるため、コストの高いLBSは欧州2年制で、都会ではあったが出願しませんでした。
④ ランキング: FTやEconomistで欧州Top 5に入っている学校を中心に出願校を選択しました。
上記の基準を全て満たすのは、HEC Paris / IESE / ESADEの3校であったため、その3校に出願しました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
106点。102点の試験の時にスピーキングのスコアがいつもより低かったため、ダメ元でリスコアした結果、4点上昇(19→23)。
受験回数は16回(全て大阪の中津テストセンター)。R/L/Sは独学でしたが、Wは有名なJack (私の場合は息子のJohn)に頼りました。

・ GMAT(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
640点。濱口塾。受験回数は2年間で8回。
私立文系で最初Mathが全く分からず心が折れまくった。間違いなく普通の日本人アプリカントの数倍(数十倍?)の時間をMathに費やした。Mathが苦手な方はぜひとも早く取り組んでいただきたいです。最終的にMathは48〜50点あたりで安定しました。

・ エッセー
ある有名カウンセラーからTom Bojko(http://www.thomasbojko.com)を紹介してもらいサービスを受けました。彼の質問は鋭く、且つ、しつこく、またエッセイのストーリー性も非常に良かったです。レスポンスも早く、他の有名カウンセラーよりもリーズナブルで大満足でした。

・ 推薦状
推薦状をお願いした時に快諾してくれる方に書いてもらうべきだと思います。自分のことをよく知っていても快諾してくれない、または面倒くさそうにしている人に書いてもらっても良い推薦状は出来上がってこないです。あと、丸投げではなくて、推薦者をうまくリードしてあげるのも大切だと感じました。個人的には推薦状が最もマネジメントが難しかったです(特に英語ができない推薦者の場合はより時間がかかります)。

・ インタビュー
Matthewにお願いしました。計5回(75,000円)の特訓でかなり上達しました。初回はMatthewがほとんど話して終わったため、「これで15,000円って正直どうなん?」って思いましたが、5回目には自分の成長が手に取るように感じられました(もちろん自主トレは必須です)。
2nd roundでの出願の場合、提出後の1月中旬から申し込むのでは遅く、Matthewに断られる可能性が高いため、12月中〜末頃にコンタクトするのがいいかと思います。Matthew曰く、インタビュー本番までに5回は練習をしておきたいと言っていました(最低でも3回と)。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
200〜300万円。細かく覚えていないですが、ざっくりこの範囲に収まっていると思います。
Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
リーダーシップ、チームワーク、国際経験(仕事)の王道3点攻め。
これらを個別に書くのではなく、うまく混ぜ込みながらエッセイ作りをしました。受験1年目のエッセイを振り返ると、この中でも国際経験の部分が特に弱かったと思います。その結果、アドミッションにドメスティックな印象を与え、「こいつはインターナショナルで多様性のあるMBAの環境で、うまく馴染んで、周りに貢献できないのではないか」、と思われていたに違いありません。1年目に応募した学校のアドミッションからフィードバックをもらう機会をたまたま得た際、実際にそのような印象を持ったため、インタビューの招待を出さなかったと言われました。ちなみに、レベルアップさせたエッセイでその学校に2年目も出願しましたが、2年目は無事にインタビューの招待を頂きました。
また、各設問においてアドミッションが何を聞きたいのか、何をどう書けば響くのかを2年目は意識してエッセイを書いていました。

Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。
進学校選定の判断基準は、50%は感覚(直感、アプリケーションを通じてのフィット感)です。残りの50%はプログラム内容、期間、キャリア、ロケーション、ダイバシティ、コスト、ランキング等の要素です。“決め手”ということだけであれば、直感で決めました。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
微々たる自分の貯金に加え、ほとんどは家族(兄)と親戚から借金しました。タイミングと家庭の事情から、申請した各種教育ローン(国の教育ローン、信用金庫、地銀等)で審査をことごとく落とされたため(申請資格すらなかった)、お金を貸してくれた兄と親戚には本当に感謝です。親や親戚に借りる場合は、どれくらいのお金が必要といった情報を早めに伝えておいた方がいいと思います。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
合格後(合格通知後から約1週間以内)に応募できるHEC Paris MBA Scholarships for Excellenceという奨学金に応募し選ばれました。
応募はアプリケーションのWebページ上で申請。追加のエッセイ提出などは全く必要なし。選考基準は提出したアプリケーション内容(学業、各スコア、エッセイなど)やインタビューの総合評価から判断されます。
Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
初めは多くの学校を視野に入れ、学校研究をするのがいいと思います。学校研究をせずにイメージだけで判断するのはもったいないです。
私は1年目、HECに対して食わず嫌いで、「お堅い学校で、古臭い」という勝手なイメージだけで出願しませんでした。しかし、2年目にしっかり調べると、多くの面で他の学校よりも自分に合った学校であると分かりました。そして第一志望となり、合格し、進学が決まりました。

他のアドバイスとしては、関西を含む地方受験者は情報・ネットワーク格差がどうしても出てきてしまうので、横のつながりを意識し、受験仲間を作ることを心がけてください。受験中は数少ない関西受験仲間と何度も飲みに行き、励ましあい、モチベーションを維持しました。
また、「今後のキャリアのためには、自分にはMBAしかない!」という考えをしてしまうのは精神的に危険です。「MBAはあくまでも1つの道で、他の道もある」という心の余裕を持ちながらも、必死に取り組む方がいいと思います。これが2年目に結果を出せた要因の1つです。

Q. 一言メッセージ
この体験記を書いているのはまだプログラム開始前の5月末ですが、既にMBA受験やその後のイベントを通じて多くの素晴らしい出会いや経験をしています。この歳になって、あらゆる可能性を自分に見出せ、大きな夢を持った方々と出会えることは本当に貴重だと感じます。アプリカントの皆様も途中で投げ出さず、最後まで諦めずに走り切っていただきたいと強く思います。