投稿者(イニシャル):S.H.
進学予定校:MIT Sloan School of Management

・ カテゴリ: 【MBA】
・ 地域: 【アメリカ】
・ 受験校:MIT Sloan, NYU Stern, CMU Tepper, Rochester, Georgetown
・ 合格校:MIT Sloan, CMU Tepper, Rochester

・ 性別:  【男性】
・ 出願時年齢: 【26歳~30歳】
・ 海外経験の有無: 【~1年未満】
・ 費用: 【社費】
・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【interface/その他(Elite Essay)】
・ 奨学金: 【未取得】
・ 留学の目的: 【海外経験】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
国内金融機関において、主に管理・企画系の業務に従事してまいりました。直近ではバーゼル規制等の金融規制対応や金融当局対応をメインの業務としておりました。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
特にホールセールや本社機能において、特にシステム・リスク管理・予算管理・Management Information(管理会計)等の分野においてグローバルな組織運営がなされている中で、必ずしも効率的な運営が出来ていないことを感じておりましたが、自分が国内でキャリアを積んでいったとき、マネジャーとしてその非効率を改善している姿が具体的にイメージ出来なかったのが一番のきっかけです。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
Financeの知識をもう一度確認・強化しつつ、Organization, Strategy等の分野にフォーカスしていきたいと思っております。特に上記のシステム・リスク管理・予算管理・管理会計等の分野で他業種・他社がどのような運営をしているのか、世界中から集まった学生と議論しながら学んでいきたいと思っています。また、規制当局側のロジックを学ぶために、公共政策大学院のプログラムも少し受講してみたいと思っています。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
自社に戻り、海外拠点勤務等を含め、引き続き管理・企画部門でキャリアを積んでいきたいと思います。

Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014.3 社費試験に合格
2014.3 – 2014.6 TOEFL / GMAT対策・受験
2014.6 – 2014.9 学校研究・志望校選定
2014.10 キャンパスビジット、エッセイ作成開始
2014.11 – 2015.1 エッセイ・推薦状作成
2015.1 2nd roundで5校出願
2015.1 – 2015.3 インタビュー対策、出願した5校とインタビュー
2015.4 MIT Sloanから合格通知を受領

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
各校の公式・非公式のinfo sessionへの参加、Campus Visit、自社の先輩留学生等からお話を伺いました。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。 (ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
10月末から11月にかけて、MIT, NYU, CMUをビジットする予定でしたが、都合によりMIT一校だけ訪問して途中帰国しました。
MITでは、学校所定のプログラムに参加するほか、日本人在校生に主催していただいたセッションに参加しました。ちょうどC-functionという各地域の学生が持ち回りで企画するイベントがあり、それに参加することもできました。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
自分の目指すキャリアから、数量分析を積み重ねて議論を構築することに重点を置いていること、カリキュラムが柔軟で、public policy schoolとの連携が強いこと等々いくつかの観点をもとに志望校を選定しましたが、一番のきっかけになったのは、SloanのDeborah Ancona教授が書かれた”X Teams”という組織運営に関する書籍を読み、Sloanを貫くリーダーシップのコンセプトに共感したことでした。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も)
エッセイについてはElite EssayのBryanに見てもらっていました。私は11月までほとんど文章には落とさず自分で内容を考え抜いたうえで、逆に11月後半から毎日怒涛のレビュー依頼を送り付けてくる困った生徒だったと思います。しかしながら、彼のスタイルは「スケジュール管理は受験生自身でやってね」というもので、私のスケジュール感を尊重してくれました。私は割とムラッ気のある性格で、書こうと思ったときに一気に書き上げてしまいたいタイプだったので、自分に無理のないスタイルで取り組めたのがとてもよかったです。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・ TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL 103 (R30/L26/S22/W25):SloanでTOEFLが求められていなかったこともあり、5月に103点が出た段階でTOEFLのためだけの勉強はギアーを落としてしまいました。あまりよい点数でもないので、勉強法については他の受験生の皆様のものの方が参考になるかとは思いますが、ひとつだけお勧め出来るのは、「TOEFL TEST 必須英単語5600」という書籍についているCDです。TOEFLが特徴とする学術的な文章が各分野バランスよく、ちょうどいい長さで60本分入っており、これを繰り返し聞いて語彙を増やしながらリスニング力も鍛えることが出来ました。
・ GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT 720 (V38/M49/IR7/AWA4.0):独学で勉強し、6月の初回受験で運よく700点を超えることが出来ました。テキストはManhattan GMATのVerbalシリーズと、Official Guideの過去問をやっていました。
試験を日曜日に控えた週に、3日間休みをもらって、Manhattan GMATに付属している、6回の模擬試験(シリーズのうち1冊でも購入すると6回分ついてきます) +GMAT Prepの2回の模擬試験を、毎日連続で受験したうえで、試験に臨んだのが特に効果的だったと思います。業務がある程度コントロールできる方にはぜひおすすめします。よく言われることですが、GMATは短期勝負だと思います。特にVerbalにおいてはGMAT特有の解法のロジックのようなものがあるため、それにどっぷりと浸かって頭を”GMAT脳”にしてから受験するとよいかと思います。
・エッセー
6月後半ごろからレジュメを書き始め、エッセイのプロセスを開始しました。出来上がったレジュメを見てそのインパクトのなさに愕然としました。ただ、カウンセラーに「特に日本人受験生は30歳前後が一番仕事に脂が乗っている時期なのでこの受験準備期間中でもいろいろと経験を積むことが可能だ」とアドバイスをもらったことが大きな転機となりました。それからいったんエッセイのことは横に置いておき、会社の上司に頼んで特に海外拠点を巻き込んだ大きなプロジェクトをアサインしてもらう等さらに経験を積み重ねるように心がけました。結果として、エッセイに取り組めたのは11月後半からでしたが、今までよりも多くのことにチャレンジする中で経験を積み重ねたり、問題意識や将来のビジョンを煮詰めたりできたことにより、すらすらとエッセイのネタだしをすることが出来ました。
業務と受験準備の両立はMBA受験にとって至上命題だとは思いますが、(私のように平凡なキャリアの場合は特に、)思い切って仕事に注力してアプリカントとしての魅力を高める期間を作る、というのも一案ではないかと思います。

・ 推薦状
会社の上司・元上司にお願いしました。社費留学ということもあり、依頼するのにそれほど苦労はありませんでしたが、ネタだしは私のほうで主導して行う必要があったため、エッセイ等とのバランスを考えながら、アピールするポイントを検討しました。

・ インタビュー
1月に2nd roundの出願が完了すると同時に、エッセイを見てもらっていたカウンセラーとインタビュートレーニングを開始しました。過去の質問リスト等を参考に、エッセイのときに使わなかったネタを10個程度用意して話しました。私の受験した学校のインタビューはいずれもオーソドックスな質問が多かったので、ネタの数は10個程度で十分に対応可能でした。その分、一つ一つのネタを、「ああ、自分はなんて素晴らしいことを成し遂げたのだ、なんと大事なことに気づけたのだ」と心から思いながら話せるようになるまで練習しました。今思えば少し自己陶酔に陥っていたような気がしますが、インタビューの時期は自分に自信を持たせるための管理も必要かなと思います。私は外部の声に影響されやすく、すぐ自信を無くしてしまうタイプなので、トレーニングの初期段階は厳しい意見をたくさんもらって十分凹み、直前はあえて外部からの声を遮断して自信を固める、というようなこともやっていました。
Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
上記の通り、6月後半から11月くらいまでいったんエッセイ等のプロセスを横において業務に注力していた時期があったため、準備が全体的に後ろ倒しになった感は否めません。結果として、特に卒業生・在校生・受験生とのネットワーキングに十分な時間をとれなかったのは反省をしております。

Q. 一言メッセージ
MBA受験においては、自分の可能性について絶望することも多いですが、自分が今持っているカード、これから出願(もしくはインタビュー)までに入手できるカードの中で勝負をしないといけないのは確かですから、「これが自分だ。」と自信を持って言える状態というのがゴールではと思っております。皆様の受験プロセスを心から応援しておりますし、私にできることがあればいつでも御連絡ください。