投稿者プロフィール

投稿者(ペンネームorイニシャル):Y.T
進学予定校:Duke University, Fuqua School of Business

カテゴリ:MBA
地域:アメリカ
受験校:HBS, Stanford, Wharton, MIT, Kellogg, Haas, Columbia, Tuck, NYU, Fuqua, Yale, Darden, Oxford, Cambridge, HEC Paris, ESADE
インタビュー実施校: Kellogg, Tuck, Fuqua, Yale, Darden, Oxford, Cambridge, HEC Paris, ESADE(面接辞退)
合格校:Fuqua, Darden, Oxford(英語条件付), HEC Paris

性別:男性
出願時年齢:26歳~30歳
海外経験と期間:旅行程度(いわゆる純ドメ)
費用:社費
奨学金:未取得

最終学歴:東京大学法学部
GPA:3.0

受験した試験と出願スコア:GMAT:710(V36 / Q50 / IR7 / AWA4.0)/TOEFL:108(R29 / L29 / S23 / W27)
塾(試験対策):AGOS(遠隔地であるため通学は断念し,オンラインで受講)
カウンセラー:Emma Round (Round One Counseling)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日経金融機関で8年間の業務経験。一般法人融資4年間、漁業者向け融資・債権管理回収・事業再生4年間。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
主に以下4つ。
①メインバンクとして水産加工会社の経営再建に向けたアドバイスを行う中で,企業経営に対する自身の経験・スキル不足を痛感。
②勤務先のビジネスがグローバル化する中で,いつまでも完全なドメスティック人間ではいられないという焦り。
③幼少期からの漠然とした海外への憧れ。
④一度しかない人生,目一杯苦労しつつも色んな経験をし,人として成長したいという想い。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
・経営知識の習得,internationalな環境下での対人スキル向上
・英語力向上
・活動予定について,ビジネスの力を用いて会社・組織等を支援し,地域社会に貢献するような経験を積みたいと考えています(Fuqua on Board等)。また,勤務先が機関投資家であることから,Impact Investmentにも興味があります。

Q.留学後のビジョンを教えてください。
中期のビジョン:勤務先の企画セクションにて事業企画等に従事。
長期のビジョン:(勤務先が特定されてしまう関係であまり具体的に書けませんが)勤務先は「不要である」と政府与党から厳しい批判にさらされています。グローバルな事業展開を進めつつも,関係団体と連携し・力を合わせ,私たちが支えている業界の方々から本当に必要とされる企業になれるよう,尽力したい考えています。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2014年5月  MBA留学を決意。社内選考応募前だったものの,自身の英語力(TOEIC800)に危機感を覚え、AGOSのオンライン講座でTOEFLの勉強開始。
2014年8月 社内選考に応募。初回TOEFL受験(97点)。
2014年9月 第2回TOEFL受験(93点)。
2014年10月 社内選考通過。第3,4回TOEFL受験(103点,107点)。早期に105点を突破できたことに安堵。
2014年11月 第5回TOEFL受験(104点)。TOEFLから一旦完全に撤退し,GMAT勉強開始(AGOSのオンライン講座受講)。
2015年5月 初回GMAT受験(650点)。費やした労力・時間が全くスコアに結びつかず,北の大地にて一人絶望の淵に追い込まれる。初回受験での反省点を踏まえ、孤独な環境下で勉強継続。
2015年6月 第2回GMAT受験(710点)。700点を突破し安堵。更なるアップサイドを狙うべく再受験するか本気で悩むも,エッセイに注力すべくGMATは打ち止めに。エッセイカウンセリングをスタートし,エッセイ作成に注力。TOEFL110点突破を目指し,無勉の状態で1回/月 位のペースで受験することを決意。以降,受験を継続するも,105点前後を彷徨い続ける。
2015年7月 アゴス夏祭りに出席。あまりの人の多さに驚く。以降、各校の個別学校説明会に参加すべく,居住地である札幌から上京を繰り返すも、肉体的・精神的・金銭的に完全に疲弊。
2015年9月 3校出願。
2015年10月 Fuqua(1st round)を含む2校に出願。1週間をかけ,志望度の高かったKellogg, Fuqua, Tuck(+NYU)のキャンパスビジットを実施。Fuqua訪問時,友達になった中国人受験生に促され,急遽アドミに個別面談を申し入れ実現するも、準備不足から「だから私はTuckに行きたい」と言ってしまい,顔面蒼白になるとともに,アドミの顔は紅潮。書類落ちを確信。3日後,不幸の元凶となったTuckのオンキャンパス面接実施。
2015年11月 第10回TOEFL受験(108点)。1校出願。Fuquaから面接のインビテーションが来たことに心底驚く。
2015年12月 年内に出願した6校のうち、5校不合格,1校waitlisted(Fuqua)という結果に本気で男泣き。「自分は留学出来る資質がないのではないか」と本気で悩みだす。
2016年1月 2nd roundで10校出願。Fuquaウェイト対策の追加エッセイ提出。
2015年2月 各校面接実施。Fuquaウェイト対策の追加エッセイを再度提出。HEC Paris合格。
2015年3月 Fuqua, Darden, Oxfordの合格通知をもらう。Fuquaに進学決定。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
・学校説明会への参加、キャンパスビジットの他,日本人在校生の方に直接コンタクトを取り,1対1のスカイプ面談をして頂きました。学校説明会は学校の雰囲気やfitを感じ取る上で有用だと感じましたが,他の受験生もおり自分のしたい質問を全てすることは時間的に不可能なので,1対1のスカイプ面談は大変ありがたかったです。
・また,Clear Admitの学校ガイドも購入し,各校のカリキュラムの特徴などを把握するよう努めました。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
・TOEFL、GMAT受験費用:約30万円
・予備校代:約50万円
・エッセイカウンセリング費用:約50万円(会社補助を控除した真水部分)
・札幌⇔東京間の交通費:約50万円
・出願費用:約50万円
・キャンパスビジット:約25万円(会社補助を控除した真水部分)
⇒合計約250万円

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
・社費のため,受験費用,通学後の授業料・生活費の補助あり。
・足りない部分は預金取り崩しにて対応しました。

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEIC800からのスタートではありましたが,英語は(受験勉強という意味では)得意科目でしたので,比較的楽しく勉強を進めることが出来ました。テストとの相性は比較的良く,早い段階でUS Top10の目安(マイナス評価されない下限)とされる105点を突破出来たことで,精神的に大分余裕が出来ました。

<勉強方法>
・AGOSのオンライン講座を指示通りにこなしました。人によって合う・合わないはあると思いますが,個人的にはとてもよくまとまった教材だと思いますし,AGOSの教材だけで十分に対応可能だと感じました。
・単語については「文章の中で覚える」ことを基本とし,GMATについても同様ですが,特段単語帳の類は使用していません。一度,旺文社の3,800を試しましたが,単語を単に覚える,という作業が圧倒的につまらないと感じ,自分に合わないと判断しました。その代わり,文章を読んで意味のわからない単語に出くわした際には,スマホのアプリ(biscuit)に登録し,時間がある時に見直しを行っていました。GMATも含めてこの方法で特段語彙不足は感じませんでした。
・以下,R・L・S・Wの別に勉強方法を記載します。

Reading
・文章の意味を前から取っていく(読み返さない)ことだけを意識し,AGOSの教材をこなしました。テストでは難解な構文が連発されるわけではないので,単語力を付けつつ多読を行えば点数は上がるのではないかと思います。

Listening
・AGOSの教材を指示通りにこなしました。ディクテーションは面倒なので行いませんでしたが,音読,シャドーイング,暗唱,等をしっかりとこなしました。
・リスニングに関しては,ネイティブの発音に近付けることを意識しつつ,何度も繰り返して実際に声に出すことが一番大事なのではないかと思います。

Speaking
・一番苦労しました。点数を出すには,内容よりもデリバリー(つっかえないで話すこと)が重要だと感じました。話の内容を意識し過ぎず,それなりの発音でとめどなく何かを言っていれば,各問題で3は取れるのではないかと感じました。
・AGOSの教材を指示通りにこなした後は,1日5題程度を目安に,問題をランダムに解いていきました(時間を図って一人でつぶやく)。よく言われることですが,「このテーマが来たらこれを話す」というような話題を自分の中にいくつか持っておくとよいと思います。

Writing
・AGOSの教材を指示通りにこなしました。AGOSのテンプレートをそのまま覚え,後は問題に合わせて肉付けをするイメージです。
・Integratedに最初手こずりましたが,「リスニングで聞いたことを書きまくる」ことを意識した後は,逆にIndependentより点数が安定するようになりました。

GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
710点取得まで7ヵ月の時間を要しました。MBA受験の中で最も時間と労力を費やしたパートだったと思います。MBA受験の合格はGMATの点数だけでは勝ち取れませんが,トップスクールの合格者を見ていると,やはりGMATの点数は高いと感じます(710点だと,必ずしも競争力があるとは言えない)。一度700~710点あたりを取得すると,アプリケーション全体のバランスを考えておそらく再受験はしない流れになると思いますので,是非一発で730点以上を取得する,くらいの気概で臨まれると良いと思います(勿論,730点の取得はかなり困難ですが,目標は高い方が良いと思います)。

<勉強方法>
・AGOSのGMATオンライン講座で基本的な解き方を学んだ後は,演習用ソフトである“GMAT KING”を用いて徹底的にOfficial Guideの演習を積みました。

Quantitative
・定番のマスアカを3~4周した後,51点の取得を目指してManhattan Prepの”GMAT Advanced Quant“に取り組みました。Official Guideの問題は本番よりも相当易しいという噂を聞いていましたので,Official Guideには手をつけませんでした。
・GMAT Advanced Quantは,難しいのは確かですが,本番とは違う難しさであるため(GMAT Advanced Quantは複雑で難しい,本番は単純に見えてトリッキー),この問題集を解いたことによって本番での得点能力が上がるかというと,相当な疑問符が付きます。マスアカを徹底的に解いた後は,Question Packを解くのが本番慣れという意味では一番いいのではないかと思います(私は第一回目の本試験の後,Question Packを解きました)。

SC
・AGOSのGMATオンライン講座で基本的な解き方を学んだ後は,AGOSの問題集,(GMAT KINGを用いて)Official Guideを解きまくりました。時間は1問あたり1分~1分半を目途とし,常にストップウォッチを持ち歩きながら演習を積みました。よく言われることですが,問題の答えは何か(What)を意識するのではなく,何故その選択肢が間違っているのか(Why)を理詰めで考えながら問題を解くといいのではないかと思います。
・間違った問題については印をつけ,20問程度解き終わった後に,問題を見返して自分が間違えやすい論点を抽出し,「次に同じような問題に出くわした時にどうしたら間違えないか」まで落とし込んだ上で,帰納的に論点をノートにまとめました。時々そのノートを見返し,新しい問題に出くわした時に演繹的に使えるようにしていました。

CR
・こちらもSCと全く同じ方法で対策しました。時間としては1問あたり1分半~2分程度を目途にしました。
・文章のロジック(Premise, Assumption, Conclusion)をいかに速く正確に掴めるかどうかの1点に尽きると思いますので,TOEFL対策等を通じて基本的な読解力を上げることが一番の対策になるのではないかと思います。

RC
・特段RC用の対策というのはしていません。
・但し,リーディングは得意だと感じていましたので,文章1題をまるまる捨てるというようなことはせず,全てしっかりと解く方針としました。しっかりと文章が読めていれば正解できる問題が多いと思いますので,この方針を採用してよかったと思います。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
主に以下の理由により,Round One Counselingと契約しました(SteveとEmmaのどちらがカウンセラーになるかは,自分では選ぶことが出来ません。私はEmmaがカウンセラーになりました)。
・勤務先の留学の先輩方が多数契約していたという実績があり,評判が良かったこと。
・Skypeベースでのエッセイカウンセリングは,遠隔地で受験生活を送っている自分に合っていると感じたこと。
実際に受験生活を終え,提供されたサービスに非常に満足しています。Emmaの仕事の質・量は脅威的でしたし,Strategic Advisorとして受験全般にわたり相談に乗ってくれたSteveと合わせ,2人の暖かい人柄は,受験仲間もいず,遠隔地で受験を続ける自分の唯一の心の拠り所でした。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
エッセー
・よいエッセイを書くためには,自分がどういう人間で,将来何をしたいと思っているのか,を深く掘り下げる必要があると思いますが,今までの人生でそうした点について深く考えたことがなかったため,こうした点の整理に非常に時間を要しました。
・工夫というほどではないですが,エッセイ作成に先立ち,学校調査だけはしっかりと行い,エッセイが表面的にならないように気を付けました。

インタビュー
・日常生活で英語を話す機会が全くないため,インタビューには非常に苦労しました。
・典型的な質問(約50個程度)に対する自身の回答のポイントを事前に整理しておきました。ただし,何度も練習するうちに回答の文章全体を覚えてしまうため,“この受験生は答えを暗記をしているな”と面接官に疑われないようにするためにはどうしたらよいか,非常に悩みました。ポイントだけを覚え,後は練習の際に毎回表現を変えたりしながら,機械的な受け答えとならないよう注意して練習しました。
・実際に複数校のインタビューを経験してみて,unexpected questionsには相当手こずりました。当たり前のことではありますが,日常的に英語を話すようにし,根本的な会話力を高めることが一番の対策になると思います。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・銀行員としての財務・会計知識。漁業者に対する融資という一風変わった経験。
・プレパッケージ型の民事再生を用いて会社再建を行った経験
・大学時代の部活動(競技ダンス部)を通じて養ったリーダーシップおよびチームワーク
・なぜ自身が今の勤務先で働きたいと思ったか,その理由と熱意

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
・自身の国際感覚養成のためには,1年制プログラムより2年制プログラムの方が望ましいと感じていました。一方,勤務先企業の派遣制度の関係上,実際に選択できる2年制プログラムは限られていました。
・以上から,選択できる2年制プログラムを幅広く受験する方針とし,その他1年制プログラムも複数校受験しました(受験校を多くする方針は,Strategic AdvisorであるSteveの方針とも合致していました)。
・「何を学ぶかも大事だが,“どう学ぶか”の方がより大事だ」と感じていましたし,チームワークを重視するカリキュラムの中で,人を巻き込み動かしていくリーダーシップを向上させたいと思っていましたので,チームワーク重視の校風で名高いFuquaと他2校を強く志望していました。実際ビジットしてみて,これらの学校は自分に合っているとも感じました。

Q.進学校の決め手は何でしたか。
・第一志望群3校の中で唯一の合格校であったため,喜んでFuquaへの進学を決めました。
・実際にMBA受験の過程で在校生・卒業生の皆さんとコンタクトを取る中で,「Fuquaの方の人間性は群を抜いているな」と感じていましたので(あくまで私の感性に基づくもので,絶対的な基準ではありません),Fuquaへ進学出来ることを心の底から嬉しく思っています。

<その他>
Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
・実施時期,訪問校は前述の通り。在校生の方々やアドミの方々とお話しをする中で,各校へのfit具合を感じ取ることが出来,非常に良い経験になりました。
・また,生活環境のチェックという意味でもキャンパスビジットは大変有益でした。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
・TOEFL・GMAT,エッセイ,インタビューと全てのパートに全力を尽くしましたので後悔はありませんが,GMATに関しては,もう少し工夫の余地があったと思います。特に,本試験受験スケジュールについては後悔しています。私は勉強開始から第1回目の受験まで時間を掛け過ぎたと思っています。
・一度本試験を受験してみて,GMAT Prepと本試験では緊張感が全く異なっており,本試験でしかわからない自分のクセ(“本番だと焦ってよく問題を読まなくなる” 等)を早めに把握した上で2回目以降の本試験に活かすことが有益だと感じました。個人的に,1回目で点数が出なかったのは本番への“慣れ”が不足していたからだと感じています。
・個人差はありますが,4ヵ月程度集中的に勉強した上で本試験を受験し,本番慣れするのがよいのではないかと思いました(もちろん,その4カ月でしっかりとGMAT用の勉強をしていることが大前提ですが)。

Q. 一言メッセージ
留学準備は,スコアメイクもさることながら,エッセイ作成,インタビュー準備などこなすべきプロセスが多く,本当に大変ですが,周りへの感謝の気持ちを忘れることなく,後悔のないよう自分自身の全てをぶつけて挑んでください!心の底から応援しています!