投稿者プロフィール

投稿者(ペンネームorイニシャル):KK
進学予定校:Northwestern University Kellogg School of Management

カテゴリ: MBA
地域: アメリカ
受験校:HBS, Wharton, MIT Sloan, Kellogg, Tuck, Michigan Ross, LBS, IESE,
インタビュー実施校:HBS, Wharton, MIT Sloan, Kellogg, Tuck, Michigan Ross, LBS, IESE
合格校:Kellogg, Michigan Ross, IESE (WL辞退:MIT Sloan, LBS)

性別:  男性
出願時年齢: 31歳〜35歳
海外経験と期間: 最長1ヵ月の海外出張程度(長期での留学や駐在等の経験なし)
費用: 社費
奨学金: 未取得

最終学歴:国内・私立・大学・文系
GPA:3.3

受験した試験と出願スコア: GMAT:740(V39/Q50/IR8/AWA4.5)/TOEFL:106(R29/L29/S23/W26)
塾(試験対策):YES, E4TG, AGOS
カウンセラー:ロンドン在住の日本人女性(インタビューの練習でEdとVince)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学時代は国際政治を専攻。海外経験はなし。卒業後総合商社に入社し主に化学品のトレーディングに従事(一部事業投資関連業務も担当)。

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
総合商社における様々な業務経験から、将来的にバックグラウンドを持つ組織を率いる為の国際関係・リーダーシップの欠如・組織や人事に関する体系的な知識の必要性を痛感したため。個人的に総合商社の将来像を研究してみたいという思いもあった。
またより根源的に、一度立ち止まって自分の今後の人生についてじっくり考える機会が欲しかった。後悔しない為に世界を見て、自分の人生を主体的に選択して行きたいと思った。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
・2013年
行動を起こすためにまずはAGOSの説明会に行きTOEFLの講座に申し込み、なんとなく受験勉強を開始。
だらだらと勉強を開始し、仕事も忙しかったこともあり、TOEFLがそれなりの点数に上がってくるまでは1年程度かかった。
後半からGMATの勉強を開始するも点数が上がらず。
・2014年
改めてYESに通い直し、徹底的な勉強をしたうえで受験に臨み、GMATを何とか克服。TOEFLの点数も出揃う。
・2015年
年始から社費選考に出願し、3月に社費通過。4月からエッセーの準備を始め5月にキャンパスビジット。1stで2校。2ndで6校出願し、2016年3月に合否が出揃い、最終的にKelloggに進学を決定。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
Information SessionやCampus Visitも役に立ったが、それらは個人的にはあくまである程度学校を絞ったうえでの再確認の場であった。自分にとってより効果的だったのは在校生や卒業生が書いていたブログや、Interface他で公表している受験体験記。またその他纏めサイト等。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
・TOEFL関連 120万円(予備校代Agos, E4TG, Yes 80万円、受験料40万円)
・GMAT関連 80万円(予備校代Agos, Yes,70万円,受験料10万円)
・エッセイ関連 100万円
・インタビュー関連  10万円
・その他受験料・渡航費等  40万円
合計 350万円(但し、エッセー代の一部は会社が負担してくれたので自己負担は250万円程度)

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
受験費用は貯金から捻出。幸いにも社費に選んでもらったので進学後の費用は会社に賄ってもらう。

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
海外在住経験のない人は地道な努力によって英語脳、口、耳を作っていくしかないと思います。個人的には以下の手順での学習が効果的であったと考えます(このTipsを見る段階では既にこのレベルは超えてらっしゃるかもしれませんが。)。

CD付きの問題集(できればPassageを読みながら語彙力を増やせる単語集のようなもの)を用意し、以下の手順を繰り返す。
① 精読
– 文の構造や、単語・熟語の意味を理解し、英語を読みながら具体的なシーンのイメージができるようにする。
② Repeating
– 英語の文章を見ながらCDの音に沿って発話。この段階で聞いて大体意味がわかるようにする。
③ Shadowing
– 英語の文章を見ずにCDの音だけを聞きながら、聞こえた音に若干遅れながら着いていくように発話。コツは集中して聞こえてくる英語の内容を英語のまま理解しようとしながら聞くこと。漫然と聞いているだけだと恐らく効果が半減)
④ 再Repeating
– ②と同様英語の文章を見ながらCDの音に沿って発話。この段階ではできる限りリズムやアクセント、イントネーションを真似ることで、発音やイントネーションの矯正を行う。
⑤ Reproduction
– 一文一文を丸ごと発話し、覚えるまで繰り返す。これで表現を蓄積していく。コツは目の前に話し相手がいることをイメージして、その人に向かって自分の言葉として、身振り手振りをつけながら話すこと。これで実際の英会話もビビらなくなります。
私の場合は始業前に毎朝一時間会議室にこもり、上記を繰り返していたら半年から一年くらいで英語のレベルが格段に上がりました。

ReadingとListeningは英語対策全般に書いた方法で十分だと思います。Speakingに関してはDonaldという先生がやっているE4TGという塾に通い、その方法論に基づいて毎日練習した結果安定的に点が取れるようになりました。Writingについては最後まで苦労しましたが、YESの吉井先生のWriting講座はお勧めです。有名なJackの息子のJohnは父親よりサービスの質は低いそうですが、そのテンプレートの力はやはりすごいようです。

GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
私はGMATで非常に苦労したので、偉そうなことは言えませんが、特にVerbalについて自分がよかったと思う勉強法を紹介させて頂きます。
SC:  吉井先生のやっているYESがお勧めです。吉井先生の授業は非常に面白く、毎回授業に行くのが楽しみでした。私はYESで学んだことを問題形式で単語帳に纏め直し、毎日繰り返し学習することで定着させました。
RC:  語彙力と読んだ量が非常に重要かと思います。個人的にはUSA Clubという怪しい団体がオンラインで売っているGMAT対策教材に含まれるGMAT用の単語集を活用しました。3800に載っていない難易度の高い単語ばかり1800語載っている単語集で、これをほぼすべて単語帳に纏めて8-9割は覚えました。これが本当によく出たと思います。(私は当時は使っていませんでしたが、単語を覚える際はAnkiというアプリを活用するとよいと思います。)。またIPadのアプリで、GMAT Test Bankというアプリがあり、ここにRCの過去問が100 Passage以上(850問!)載っているので、毎朝1 Passage読むようにしていたら読むのが非常に早くなりました。
CR:  元々それなりに得意だったこともあり特別な対策はしませんでした。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
海外経験がなく、英語で自身の価値観や考え方の微妙なニュアンスを掘り下げられる自信がなかったので、日本人のカウンセラーを活用した。日本語でディスカッションする中でどんどん自分の考えが整理されていった部分があるので個人的には非常に良かったと思う。現時点での英語に自信のない人には有りかと思う。またその場合にはネイティブのカウンセラーをSecond Opinionに使うことをお勧めする。インタビューに関してはカウンセラーがパッケージの中で対策も行ってくれたので毎日のように対策を行った。個人的にはこれが非常に効果的だったと思う。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
元々チームや組織のマネジメントに興味があり、MBAにおいてもそれを学びたいと思っていたため、Trading Teamの組織の再構成、パフォーマンス向上に対する施策や、所属組織の全体戦略策定やその実行のための取組・その成果を強調した。

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
以下のクライテリアで自分の受験校の優先順位を選択。
① 将来的に会社のマネジメントに携わり、如何に「人・組織のポテンシャルを最大化する組織を作るか」という点に興味があったので、いわゆるGeneral Management校が第一候補に。
② 異なるバックグラウンドを持つ人々と信頼関係を構築する経験を重ねる為、Team OrientedでGroup Workを重視する学校。
③ 会社の規定で交換留学が出来ないこともあり、海外において実践的なプログラム(コンサルティングプロジェクトなど)を多数提供している学校。
④ ①について自分で自社の研究をするためにIndependent Studyのシステムがあり、且つ推奨されている学校。

主に①と②で受験校を決定し、その中で③④もある学校を優先順位を決めた。ただ自分の場合は会社の規定でアメリカのトップ10の学校及び少数の欧州2年制の学校しか行かせてもらえなかった為、上記から若干外れていても受験はしていたところもある。

Q.進学校の決め手は何でしたか。
上記のクライテリアを最も満たす学校を選択。

<その他>

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
受験する年の5月の期末テストの直前にハノーバー・ボストン・シカゴを訪問し、Tuck, HBS, MIT, Booth, Kelloggを訪問(時間の関係上西海岸は断念。またWhartonは既に試験期間であった為断念)。会社の同期がHBSの1年生だった為各校の日本人学生を紹介してもらい、現地で授業見学+ランチ等の機会を得た。学生からはネット等では得られない生の意見が聞け、またそこで知り合いになった人にはエッセー等にコメントも頂けたので非常に有意義だった。また現地を訪問したことで実際の生活がイメージでき、モチベーションの維持にもつながった(東海岸に行くのであれば冬は避けたほうがお勧めです。あまりの寒さにやる気なくします)。またWhy This School?の質問には正直ビジットしてないと他の似たような学校との差別化が難しいので、やはり一度はビジットをすることをお勧めする。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
MBA受験は情報戦。苦手であってもできる限り同じ受験生仲間やMBA経験者のメンター的な存在を作り、そこから情報を入手していくことが効率的な受験を進めるうえで重要。自分はこういったことが苦手だったため、非効率になってしまった部分があったと思う。

Q. 一言メッセージ
とにかく徹底的に仕事をしながら自分のdevelopment needsを把握すると同時に、会社の将来像や自身のキャリアプランについて思い描き、その中にMBAを位置付けられることが重要だと思います。MBAありきではなく、自分の現在地と将来を繋ぐ中で、そこでMBAが最適な選択肢として浮上してきた場合には非常に強い動機となり、Essay等でも入学審査官を説得せしめるものができると思います。また受験プロセス自体は長く、苦しいもので、家族や友人と過ごす時間を削り、余暇の時間をすべて準備に充てる必要が出てきますので、モチベーションを保ち続けるためにも自分の中でMBAの位置づけしっかりと整理することがポイントになると思います。