投稿者プロフィール

投稿者(ペンネームorイニシャル):dango
進学予定校:The Wharton School of the University of Pennsylvania

・ カテゴリ: MBA
・ 地域: アメリカ
・ 受験校:HBS, Wharton, Tuck, Columbia, MIT, Haas, NYU, Michigan, Duke, UCLA
・ インタビュー実施校:Wharton, Tuck, Haas, NYU, Michigan, Duke, UCLA
・ 合格校:Wharton, NYU, Michigan, UCLA

・ 性別:  男性
・ 出願時年齢: 26歳~30歳
・ 海外経験と期間: 社会人3年目に韓国に1年間駐在
・ 費用: 私費
・ 奨学金: 取得済み(伊藤国際教育交流財団)

・ 最終学歴:国内・私立・大学・文系
・ GPA:3.3

・ 受験した試験と出願スコア: GMAT:710(V38/Q49/IR7/AWA5.5)/TOEFL:108(R28/L28/S22/W30)
・ 塾(試験対策):濱口塾、YES
・ カウンセラー:江戸義塾、Interface

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
大学附属校出身、私立文系、純ドメ、英語苦手、私費という最も厳しいバックグランドからのチャレンジでした。初回のTOEFLは62点、リスニングに至っては6点ともはやランダムクリックの方がよかったのではないかと思うような悲惨な状態でした。Non-native applicantの一助になればと思い、この体験記を書かせていただきます。より詳しい受験体験記は個人ブログhttp://whartonnote.jp/に記載していますので、ぜひご覧ください。
大学時代:
・課外活動に力を注いでおり、日中韓の学生を対象としたビジネスコンテストの企画運営、ヘルスケアビジネスコンテストの企画運営に従事
・学業ではファイナンスの研究会に参加、米国公認会計士の資格勉強に時間を費やす(社会人2年目に合格)
・大学3年次の夏には外資系投資銀行で2ヵ月程インターンシップに参加
職務経験:
・新卒でコンサルティングファームに入社、製薬・医療機器メーカーなどヘルスケア産業のクライアントのサポートに従事
・主にセールス・マーケティング戦略の策定や中期経営計画立案、新規事業立案支援などを経験
・社会人3年次には韓国ソウルに駐在し、日系メーカー子会社の企業再生案件に携わる

Why MBA?

Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
エッセイに書くWhy MBAと実際のWhy MBAが私の場合は異なりましたので、ここでは本音のWhy MBAを記載させていただきます。(エッセイ上のWhy MBAは後述をご覧ください)
(1) グローバル対応力の強化
近年、プロジェクトの多くがグローバルチームや海外のクライアントとの連携を求められる内容となっており、英語力の低いコンサルタントは徐々にOpportunityが少なくなっていることを肌身で感じました。私は韓国での駐在経験はあるものの、他地域での生活・職務経験がなく、多様なバックグラウンド(特に欧米圏)のメンバーと協働するのに大変苦労しました。今後コンサルティングに限らず、ビジネスにおけるグローバルの流れがより一層強まるものと感じており、今後40年近く働く上で早い段階でグローバル対応力を身に付けたいと感じ、留学を決意しました。
(2) 単純にMBAに興味があった
大学4年生の卒業旅行でアメリカを周遊した際、HBSを訪問して授業見学をさせていただきました。全生徒の出身国の国旗が並ぶ教室は圧巻であり、生徒の意見によって授業が組み立てられていくスタイルに大変な衝撃を受けました。いつか自分もこのような場に参加し、日本の代表として意見発信したいと考えるようになりました。

Preparation for MBA application

<概論>

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
大学が主催する説明会、在校生・アルムナイとのSkypeが中心でした。いずれも相応の時間がかかり、勉強時間を奪われることになりますが、振り返ると以下の点で大変に助かりました。志望度の高い学校の説明会には参加することをオススメいたします。
・Online Applicationに大学との接点を書く箇所があり、しっかりと埋められたことで大学への志望度の高さを示すことができた
・エッセイで具体的な授業名やプログラム。教授名などを含めることができた
・インタビューの際にお話をしたアルムナイや在校生のお名前を出すことで、アイスブレーキングに繋がった

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
TOEFL:
・教材代 3万円
・YES 10万円
・E4TG 10万円
・受験費用 40万円
GMAT:
・教材代 3万円
・YES 10万円
・濱口塾 50万円
・受験費用 10万円
カウンセリング:
・江戸義塾 30万円
・Interface 80万円
総額: 250万円

Q.MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
後述の通り、奨学金プログラムに応募しました。私の場合は伊藤国際教育交流財団の奨学金に合格したため、金銭的負担はかなり軽くなりました。

<スコアメイク>

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・ TOEFL・IELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Reading:
有名なTOEFL 3800をRank4の途中まで暗記し、あとはひたすら市販の対策本の問題を解きまくりました。都度わからない単語は単語帳にまとめて、通勤中などに確認するようにしました。また終盤は中国系のサイトでTPOがWordで転がっていたので、その問題をひたすら解きました。
Listening:
最も苦労しました。YESのディクテーションクラスに通い、ひたすら練習を続けました。よく合格者のブログで1か月練習すれば急に聞こえるようになるというスピー○ラーニングの広告文のようなものを拝見しますが、純ドメ男には当てはまりませんでした。覚悟を決めて長時間練習することが必要と思います。YES後は韓国に駐在していた頃に購入した現地の良質な参考書を解き続け、ひたすら点数が上がるのを待ちました。通勤中は毎日Moment of Scienceを聞き、マスクをしてシャドーイングを続けました。
Speaking:
E4TGが最高です。Section1,2はE4TGの戦略で攻略し、Section3-6はこれも韓国の参考書の問題集を解いて対策しました。
Writing:
先輩からいただいたネタリスト(家族、友達、仕事、趣味など)を完全に暗記し、どのようなテーマでも暗記した内容につなげるようにロジックをつなげるようにしました。英作文に慣れている方は対策の必要はないと思いますが、ボキャブラリーや文法を豊富に活用した「高いスコアが取れる英文」を作りたいのであれば予めテンプレートを用意するべきと思います。

・ GMAT・GRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
Math:
中学・高校受験をしていたためMathにはあまり苦手意識はありませんでした。このためマスアカの教材、GMAT prep、濱口塾の教材を一巡しただけで終え、残りの時間はすべてVerbalに費やしました。Mathの一般的な戦略で言われているとおり、最初5問を可能な限りノーミスで回答できれば49点は堅く取れると思います。
SC:
YESで基本的な攻略方法を学びました。吉井先生のロジックは大変わかりやすく納得性の高いものでした。また更に細かいtipsを濱口塾の教材で抑えることでVerbalへの苦手意識がなくなりました。濱口塾は問題量が多いため、すべてを三周ほどすればもう他の問題集はやる必要はないと思います。
CS:
濱口塾で練習しました。CSは様々な問題があり、定石の戦略はありませんが、濱口先生のフレームがベースになるため有用かと思います。
RC:
濱口塾で練習しました。TOEFLのReadingと同様にわからない単語はすべて単語帳にまとめる、意味のわからない文章構造のものは濱口先生に質問して確認するようにし、なんとなく答えられるという箇所をゼロにするように努めました。
IR:
OGの問題を解き、基本的な問題パターンを理解しました。IRはまだ多くの学校が考慮に入れていないため、6点を取るための戦略を使いました。具体的には時間をかけて解く問題を比較的簡単なグラフ、表(3問連続で連なるタイプ)、立体の問題に限定し、その問題だけは確実に正解するようにしました。それ以外は1問1.5分と限定し、解けなそうであればすぐに諦めました。

<Essay & Interview>

Q.上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
先輩Applicantの多くがEdを絶賛していたため、2015年5月頃からEdのカウンセリングを受けました。Edは各校の校風や特徴的なプログラム、求めている人材像などを知り尽くしており、かなり具体的なアドバイスをくれます。一方でEdは自身でネタ作りはあまり行ってくれず、カウンセリーが作成した内容が大学とフィットしているかを確認する作業がメインになります。このため、まずは自分でネタをいくつか作成してからカウンセリングに臨まれることをお勧めいたします。一時期Interfaceでデバリエからもコンサルティングを受けていましたが、Edとのフィット感が大きかったため、最終的にはEdに一本化しました。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

・ エッセー
Edと共に2人3脚でエッセイを仕上げていきました。内容は後述をご確認いただきたいですが、同じ内容でどのようなスクールでも対応できることを心がけました。Finance SchoolであればValuationやFinance Schemeに関する知識獲得、General Management Schoolは2社統合後のマネジメント力の強化、Entrepreneur SchoolであればStartup Managementの実践を強調するなど意識しました。

・ 推薦状
直属の上司2名に記載してもらいました。なるべく案件における経験や人事評価などのファクトを多く盛り込んでもらいました。

・ インタビュー
Edからもらった過去のインタビュー質問リストとClear Admitに掲載される質問リストを確認し、それぞれに対しての自分の回答をしっかり文章に起こしました。インタビュー直前はほぼ完璧にその回答例を暗記するようにしました。過去の質問リストをいくつか見ると、その大学が確認したいポイントが明らかになってきますので、その部分を中心に回答例を作成するのがよいかと思います。特に志望度の高い学校はEdとモックインタビューを行いましたが、他のカウンセラーは全く使っていません。

Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
・Career Goal / Why MBA
自身のキャリアバックグラウンドであるヘルスケア領域でネタ作りを行いました。近年のヘルスケア業界では、新薬創出が困難化しており、多くの大企業が収益向上に課題を抱えている現状があります。これを打開するために革新的な技術を持つ海外ベンチャー企業との提携・買収が盛んであるのですが、現時点では十分な期待効果を得ることができていません。私のプロジェクトの経験から、その理由は①商業化されていない技術力を価値算定することが困難であること、②事業会社に海外経験を持った人材が十分におらず被提携先の経営を十分に管理できていないことの2点であると感じました。そこでMBAでファイナンス知識の向上、グローバルマネジメント力の強化を図ることで、日本のヘルスケア企業の海外案件をサポートしたいと考えました。卒業後は再度国内のコンサルティング業界に戻り、ヘルスケア業界専門のコンサルタントとして活躍したいと考えています。
・Personal Statement
学生時代:
日中韓の学生向けにビジネスコンテストを企画運営したこと、およびそこで得たグローバルリーダーシップ経験を記載しました。またヘルスケアビジネスコンテストの企画運営についても語り、在学当時からヘルスケア産業に興味関心があったこともアピールしました。
社会人時代:
いくつかのプロジェクトでプロジェクトリーダーを務め、チームメンバーを率いてプロジェクトを成功裏に収めたことを記載しました。更には学生向けにインターンシップの企画を行ったこと、社内の交流会・勉強会などを企画運営したこともアピールし、仕事外でも組織に強く貢献していたことを説明しました。

<学校選択>

Q.受験校はどのように選択しましたか。
当初は1st Roundでどこかに合格し、2nd Roundでより高いRankingの大学にチャレンジするという戦略を取ろうと考え、まず1st Roundが比較的有利であるColumbia、Tuck、Dukeの3校に出願しました。しかしながらTuck・DukeはWaitlist、ColumbiaはInterviewなしのDingとなり、「これはやばい、どこも受からない・・・」と真剣に焦りました。そのため、2ndではTop10-20の学校も含めて10校程度に応募しました。振り返ると1stでの敗因は直前までエッセイに時間を費やしており、インタビューに向けた想定問答練習を十分に行うことができていなかったことにあると思います。逆にいえば、1stで早いうちにインタビューを意識できたことで、2ndで軌道修正を図ることができ、良い結果につながったように思います。

Q.進学校の決め手は何でしたか。 
・Ranking:Top15以内であれば就職活動上それほど大きな違いはないかと思いますが、せっかく長く勉強したのでより高いRankingの大学に行きたいと考えていました。
・同期・Alumniの優秀さ:卒業後のMBAのネットワークで最も接点が多いのは、日本国内の仲間たちと考えています。合格後の祝賀会などでフィット感、キャリアバックグラウンド、優秀さを踏まえて「面白い!」と最も感じられた方が多かったのがWhartonでした。また過去から日本人卒業生が多く、Alumni同窓会なども活発に行われている点が魅力的でした。
・都市部にあること:妻と2人で渡米する予定のため、妻にとっても住みやすく、学びの多い都市がよいと思っていました。フィラデルフィアはNYから電車で1時間程度であり、大学周辺の街は大変安全なことが大きかったです。

<その他>

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
On campus interviewが必須だったNYU, Tuck、また渡米の同時期に面接のアポイントを入れることができたUCLAに訪問しました。
1. Tuck
TuckはEssayを出すとOn Campusのインタビューに必ず呼ばれます。Skypeでも対応可能ですがカウンセラーから合格するためには訪問がマストと教えられ、11月に渡米しました。初めての英語面接に加え、ネイティブスピーカーである在校生とのインタビューで頭が真っ白になり、全く上手くいかなかったことを覚えています。面接の直前まで練習するべきでしたが、在校生とのコーヒーチャットや授業見学などを詰め込んでしまい、自分の時間を十分に持つことができなかったことがこのVisitでの最大の反省点でした。
2. NYU
Tuckでの反省を踏まえ、NYUの際は在校生の方ともアポイントを取らず、ひたすら直前までホテルに缶詰めになり、練習を続けました。私の場合はこれが功を奏し、質問にはすべてスムーズに回答することができました。インタビューのアイスブレーキング用に前日にキャンパスツアーに参加し、興味を持ったロケーションを覚えるようにしました。
3. UCLA
UCLAでも直前までUCLA Guest Hotelに缶詰めになり、ひたすらインタビュー対策を行いました。こちらもインタビュー当日に授業見学を行い、インタビューの頭に授業で感じたことをまとめるようにしました。

Q.奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
私費留学の予定だったため、2015年の夏にフルブライト、伊藤国際教育交流財団の奨学金に応募しました。フルブライトはAlternate Candidate、伊藤国際教育交流財団は合格をいただいています。それ以外の奨学金は1st Roundの出願との兼ね合いで時間がなかったこと、MBAとしての採用枠が少ないことから、応募していません。伊藤国際教育交流財団の詳しい応募プロセスは、個人ブログhttp://whartonnote.jp/をぜひご覧ください。

Advice and Messages

Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
私の場合、元々の英語力が大変低かったこともあり、ダラダラと勉強する時間が長く続いてしまいました。多くの受験生は短期決戦で1年間程度で準備を終えているため、もっとしっかり計画を立ててアクションするべきだったと思っています。

Q. 一言メッセージ
受験プロセスは長く険しい道のりで、自分との勝負のように思います。ただ努力した人には必ず結果がついてきますので、諦めることなく全力で頑張ってください。