投稿者プロフィール

Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
TK

Q. 進学予定校
The University of Chicago Booth School of Business

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Booth, Stanford, Haas, Kellogg

Q. インタビュー実施校
Booth, Haas, Kellogg

Q. 合格校
Booth, Haas (Kelloggは途中辞退)

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
31歳~35歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
幼少期に6年間、米国に駐在

Q. 費用
社費

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
国内、国立、大学院、理系

Q. GPA
学部 3.3 / 大学院 3.8

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GMAT 740 (V39 / Q51 / IR7 / AWA 4.5)、TOEFL 110 (R30 / L30 / S24 / W26)

Q. 塾
AGOS、江戸義塾、YES、濱口塾(Web教材)、Web TOEFL

Q. カウンセラー
Vince, Ed

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
日系金融機関(貸出部門3年・投資部門7年)

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
10年間同じ組織で勤務してきた中で、組織内の固定観念に縛られてきたような感覚を覚えたため、MBA留学することで、外の世界を体感し、組織体系やその中にいる人達のマインドセットを変革できる人間に成長したいと思った。加えて、年齢的に自分の役割が「自分自身が活躍する(プレーヤー)」ステージから「チームとしての組織力を活かして目的を達成する(マネージャー)」ステージに移行する中、MBAを通じて多様なリーダーシップ経験をすることで、周りの人間をMotivateできる人材になりたいと思った。

Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
Agtech(Agriculture+Technology)に興味があり、それに関連した製品を開発・販売するスタートアップを支援するために必要なスキルを身に付けたい。例えば、ファンナンスであればVC投資、マーケッティングやマネジメントの分野でもアントレにフォーカスした授業や課外活動を経験したい。

Q. 留学後のビジョンを教えてください。
農業の復興による地域経済の活性化に貢献したい。具体的には、現在所属している組織に戻り、Agtech関連のVC投資に従事したい。近年のIoT技術の発展に伴い、農業分野においても効率化や生産性向上に寄与する様々な製品が開発されている。一方、農業者の多くが高齢ということもあり、新技術の導入に抵抗がある方も少なくない。自分が所属している組織は第一次産業との関係が深いため、組織のリソース(資金力、支店網、農業者とのリレーション)を活用して、Agtech製品の販路拡大などの面でスタートアップ企業をサポートをすることができると考えており、農業ビジネスの進化や農業者の所得向上に大きなインパクトを及ぼしたい。

Preparation for MBA application

<概論>
Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。
2016年  7月 ~ 2016年12月   TOEFL対策
2016年10月 ~ 2017年  5月 GMAT対策
2017年  5月 ~ 2017年  9月 エッセイ対策
2017年  9月 ~ 2017年11月 インタビュー対策
2017年12月          合格

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
2017年の春頃から出願する可能性のある学校のメーリングリストやTwitterなどに登録し、情報収集を開始。アドミが来日する各校の公式なInfo sessionや卒業生や予備校などが開催する説明会に可能な限り出席し、Why MBA、Why ○○ Schoolなどのエッセイに盛り込めそうなネタを探した。2017年10月初旬に9日間のキャンパスビジットを実施し、Kellogg・Booth・Warton・Haas・Stanfordの順に訪問。授業や現地生活のイメージを掴むのに非常に有意義だった。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
約250万円(キャンパスビジット含む)

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
社費

<スコアメイク>
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
TOEFLを4回受験。初回(2016年9月)は95点(R:27 / L:25 / S:22 / W:21)からスタートし、4回目(2016年12月)で110点(R:30 / L:30 / S:24 / W:26)で目標スコアに到達して終了。準備方法は以下のとおり。

【全体】 最初は試験の全体像を把握するため、市販の対策本(旺文社の大戦略シリーズなど)やオフィシャルガイドで自己学習した。ReadingとListeningで安定して28点以上がとれるようになるまでは、それらの単元を中心に学習時間を配布。ReadingとListeningが安定得点源になってきてからは、Web上の学習サービスなどを利用(後述)して、SpeakingやWritingを中心に学習。

【Reading】 オフィシャルガイド(青本、赤本)の計8回分の模試を各2回解くことで問題形式に慣れつつ、「TOEFLテスト英単語3800」のRank1~3を繰り返して覚え、語彙力を身に付けた。加えて、「改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600」に記載されている様々なトピックの文章を読み返して内容を理解し、背景知識などをwikipediaで補強。環境問題、米国公民権運動、生物学など、実際の試験にも頻出するテーマについては、基礎知識を身に付けることが速読力の向上に寄与した。

【Listening】 通勤時間にPodcastでWall Street Journalなどを聞きし、本番試験よりも速い英語に耳を慣らすようにした。加えて、Shadowing(聞いた内容をその場で復唱する)することで、Speaking力の底上げも図った。試験本番では集中力を高めるため、聞いた内容を書き起こすようにした。

【Speaking】 最もスコアアップに苦慮した単元であり、23~24点を安定してとれるように取り組んだ。オフィシャルガイドや旺文社の参考書で質問形式に慣れたあとは、「My Tutor」というオンライン英会話サービスで練習。TOEFL対策コースがあり、講師によっては細かいフィードバックがもらえるため、スコアアップに有効だった。

【Writing】 Integratedは参考書やネット上にあったテンプレートを活用して問題集を解く練習を積んだことでスコアが安定。一方、Independentは伸び悩んだため、「Web TOEFL」の「Independent 4DAY」コースを受講し、ネタ出しの方法や表現方法のバラエティを広げた。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
GMATを4回受験。初回(2017年2月)は680点(Q:51 / V:29 / AWA:4.0 / IR:5)からスタートし、4回目(2017年5月)で740点(Q:51 / V:39 / AWA:5.0 / IR:7)で目標スコアに到達して終了。準備方法は以下のとおり。

【全体】 TOEFLの勉強は英語力の向上につながる一方、GMAT対策は他の受験プロセスにほぼ貢献しないため、可能な限り短期集中で終わらすべき。私の場合、4ヶ月の準備期間と2ヶ月の受験期間で終了。GMATは1年間で5回受験できるが、当日の体調や運の要素もあるため、可能であれば2ヶ月間で全5回を受験して弾を打ち尽くすべき。試験対策への時間配布はV 80%、Q 25%、IR・AWA 5%というイメージ。TOEFLでは予備校をほぼ使っていなかったが、GMATは時間短縮のため、AGOS、濱口塾、Y.E.Sを活用。少なくても週に1回はPrepを全科目通して解くことで、長時間の実試験に体を慣らし、試験中の時間管理の訓練を積んだ。

【Verbal】最初はAGOSの対策講座を受講して、試験の全体像を理解。基本的な知識を修得するにはよくまとまった講座ではあったが、解法がテクニック重視という印象。解法のレパートリーを増やすため、問題量が多く、テクニックと正攻法とのバランスが良いと噂のあった濱口塾の教材をオンラインで使える「GMAT MBA JP」というサービスを活用。4ヶ月程度の準備期間ののち、初回の受験に臨んだが不満足な結果(Vは29点)。Enhance Score Reportを取り寄せた結果、SCが芳しくなかったため、Y.E.Sの文法コースとSCコースを受講。文法知識を一から積み直したことで、それまでテクニックのみで解いていた問題や何となく正解していた問題が多かったことを実感。Y.E.S受講後に受けた2回目試験でVは38点に改善。成長のコツは不正解の選択肢が何故不正解なのかをロジカルに人に説明できるように訓練すること。人に説明できない場合は理解が不十分だと認識し、解説を読んだり、自己分析したり、講師に聞いたりすることで、積み残しがないようにした。

【Quant】 理系だったこともあり、満点をとるのに比較的苦労はしなかった。最初はマスアカで問題形式に慣れ、オフィシャルガイドの中で難易度の高い問題を解き、間違った問題は時間をおいて何度も解き直した。Prepでも不正解だった問題はスクリーンショットを取り、何回も解くことで全問正解を目指した。

<Essay & interview>
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
エッセイのメインカウンセラーとして、VinceかEdのどちらにしようか相当悩んだ。Edは温厚な人柄やクライアントを選別しない事から、多くのクライアントを抱えており、情報量の豊富さが魅力的だったが、繁忙期にEdの時間が柔軟に取れるかに不安を感じた。一方、VinceはAGOSのカウンセリングチームを管理する立場にあり、本人がエッセイのカウンセリングをするのは毎年数人程度だったため、自分のエッセイに深くコミットしてもらえるという期待からVinceにお願いした。ただし、EdにはセミナーやMock Interviewなどを通じて大変お世話になり、自分にとっては二人とも合格に必要不可欠なカウンセラーだった。

Vinceとは週1回のカウンセリングでエッセイを進めていったが、毎回、膨大な宿題が課せられたため、大変ではあったが、ペースを掴むには良かった。スコアメイクが終わった状況でエッセイに取り組んでいたため、何とか宿題をこなすことができたが、スコアメイク中にVinceの指導を受けるのは相当厳しいと感じた。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
Stanfordの「What matters most to you, and why?」から取り組みをはじめ、このお題に答えるためのネタ出しに相当の時間を費やした。幼少期から今に至るまでの間、高校、大学、就職、部署異動、結婚といった人生の節目において、何故そのように決断したかを振り返りつつ、それらの決断と自分が将来やりたいこととの一貫性を探し、自分のコアとなる価値観を模索。このエッセイが他校のPersonalエッセイの土台となったことから、時間をかけるだけの価値はあった。

「Why MBA?」や「Why ○○ School?」については、『今の自分』 + 『MBA』 = 『Long / Short term goalの達成』という図式が他人からも理解できるように書いた。また、他のエッセイ課題やアプリケーションフォームで聞かれていない場合、どのようにプログラムに貢献(Contribution)するかもアピールした。

エッセイ執筆を進める際、Vinceに口酸っぱく言われたのが、書き直すときは既存のエッセイを部分修正をするのではなく、白紙から書き直すということ。相当時間のかかるプロセスではあるが、白紙から書き直すことで、全く新しいアイデアや文章構成がひらめき、同じエッセイ課題でも最初と最後ではメッセージの伝わりやすさが全く異った。また、類似したエッセイ課題であっても、他校のエッセイを使いまわすなとも言われた。その学校を意識しながらゼロから執筆することで、問われている設問に正確に答えることができると実感した。

Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
各校で時期はまちまちだが、推薦状の設問は6月~7月頃に発表される。出願する可能性のある学校の設問をエクセル等の一覧表にまとめることで、どのような内容を書く必要があるかを推薦者が包括的に理解できるようにし、後になって新しい設問の回答を用意してもらうことがないようにした。多くの学校は共通した設問(①出願者の強み、②建設的フィードバック)について問われるが、独自の質問を設定している学校もあるので注意が必要。

また、状況によっては推薦者同士で書く内容が重複しすぎる可能性があるため、事前の交通整理が必要。私の場合、現在の職場での在籍が長かったため、同部署の上席二人に推薦状をお願いしたため、推薦者の二人に書いてもらうアピールポイントやエピソードなどが丸被りしないよう、事前ミーティングで交通整理をした。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
インタビューで聞かれる内容はエッセイ課題やアプリケーションフォームで聞かれる内容とかぶるため、出願書類の作成でネタ出しした内容を整理することから開始。典型的なインタビュー問題に対して、大きめのフラッシュカードで回答のポイントのみを書き出した。回答を全文丸暗記すると本番で不自然に聞こえてしまうため、ポイントのみを暗記し、細部の表現は毎回変えるように試みた。また、自分で練習するときは、鏡の前で行うことで、表情や姿勢なども確認した。

自主錬である程度仕上がってきたらMock Interviewで何度も練習することが必要。その際、エッセイを見てもらったカウンセラーだけではなく、別のカウンセラーや他の留学候補生との練習も有効。エッセイカウンセラーの場合、自分のネタやバックグラウンドをある程度知っているため、自分の受け答えが少し不鮮明でも内容を理解してもらえるが、初対面となる本番の面接官では、それが通用しないリスクがある。加えて、他の留学候補生と練習することで、他の受験生がどのような回答をしているのかを参考にすることができ、自分の回答のブラッシュアップにもつながった。

インタビューでは会話のキャッチボールが成立するように、回答内容は短い方が良いと思う(最大で2分程度)。その回答の中では、ディテールを削ぎ落とし、必ず伝えないといけないコアな情報にフォーカスしておく。そして、相手がフォローアップクエスチョンをしてきたら、ディテールを話せるように準備しておくことで、会話形式で自然と回答することができる。

<学校選択>
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
社費での留学を決めていた中、社内の制度で2年制プログラムにアプライできる学校は米国のトップ10に限定されていたため、そのクライテリアからランキング上位校を優先して網羅的に受験した。

Q. 進学校の決め手は何でしたか。
キャンパスビジットが大きな決め手だった。ビジット前、Chicago Boothは第3~4志望の位置付けだったが、授業の雰囲気や在校生の親切さなどから好感度が大きく上昇し、合格をもらったと同時に進学を決めた。ビジット中に多くの在校生がPay it forwardの精神を大事にしていることが印象的だった。また、多くの在校生が居住するシカゴのDown Townを散策した際、治安が良さそうな雰囲気を感じ、娯楽施設も充実していることから家族帯同にも良い環境だと実感した。Chicago BoothはLEADというコア科目一つを除いて残りはすべて選択科目になるが、どの学期で何コマ受講するかを自由に調整できる。自分の興味のある分野にフォーカスすることができることに加え、子育ての状況や家族のケアにも臨機応変に対応できることを魅力的に感じた。

<その他>
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
10月上旬に1st Roundに出願済だった4校(Kellogg, Chicago, Haas, Stanford)と2nd Roundに出願予定だったWhartonの計5校を訪問。理想的には1st Round出願前の4月頃までにビジットして、その内容をエッセイに盛り込みたかったが、スコアメイクの最中だったため、出願後・インタビュー実施前の時期を狙って訪問。各校のインタビューではビジットを通じて志望度が高まったという話を差し込むことができたので、この時期に行く意味は十分にあった。現地で日本人在校生とコーヒーチャットをすることも有意義だったし、学校が用意している公式ビジットプログラムに参加することで、授業の様子や日本人以外の在校生とも交流できたことで、学校の雰囲気を理解する貴重な機会になった。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
エッセイ対策に想定していた以上に時間がかかった。また、エッセイ以外にもアプリケーションフォームで埋めないといけない項目が多数あるため、1校あたり1ヶ月程度の時間が必要になった。エッセイ課題は毎年変わる学校もあるが、大体どのような内容が問われるかを受験開始当時に調べておき、スコアメイクの合間にネタ出しを初めておくべきだったと思った。

Q. 一言メッセージ
受験プロセスは苦難に満ちた毎日でした。しかし、その壁を家族、職場の同僚、留学仲間といった多くの方々のサポートを受けながら乗り越えたことで、自分がいかに周囲の人達に助けてもらって生きているかを改めて実感できました。受験が終わった後は、MBA留学の先にある可能性の広さを日々実感しており、チャレンジをして本当に良かったと思いました。