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Q. 投稿者(ペンネームorイニシャル)
HW

Q. 進学予定校
Stanford Graduate School of Business

Q. 進学予定校のカテゴリ
Full-Time MBA (2 year)

Q. 進学予定校の地域
アメリカ

Q. 受験校
Stanford, Columbia, Wharton

Q. 合格校
Stanford, Columbia

Q. 性別
男性

Q. 出願時年齢
26歳~30歳

Q. 海外経験と期間 (例: 旅行程度の経験以外無し、学生時に1年間米国に留学、入社後2年間シンガポール赴任、etc.)
海外大学院1年

Q. 費用
その他

Q. 奨学金
取得済み

Q. 最終学歴 (国内/海外・国立/私立・大学/大学院・文系/理系)
海外大学院

Q. GPA
3.81/4.00

Q. 受験した試験と出願スコア (GMAT:点数(V/Q/IR/AWA)/GRE:点数(V/Q/AW)/TOEFL:点数(R/L/S/W)/IELTS:点数(R/L/S/W))
GRE:329(V167/Q162)  TOEFL:113(29/30/26/28)

Q. 塾
不使用

Q. カウンセラー
Ed Lee (エッセイ、インタビュー), Matthew Aldrige (インタビューのみ)

Introduction

Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

大手法律事務所にて弁護士としてクロスボーダーファイナンス案件を中心に5年弱勤務。

Why MBA?

Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

法曹界を含むプロフェッショナル業界の業務や働き方には(国内外・組織の規模を問わず)大きな非効率性が潜んでいると感じており、また、それに苦しむ人々を各所で現に目の当たりにしてきた。留学を通じて会得する体系だったマネジメント力、効率的なオペレーションやテクノロジーの導入を通じてプロフェッショナル業界を効率化し、生産性を向上することにより、プロフェッショナルがそれぞれ旧来の業務慣習等にとらわれず自由に前向きに働ける社会を実現したいと思った。

Preparation for MBA Application

<概論>

Q. MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

2018年
3月初旬:MBA留学を決意する(※この時点でTOEFLのスコアメイクは完了している。)。
3月中旬:入念なリサーチを経て、GMATではなくGRE一本で勝負することを決定する。
3月下旬:受験スケジュールを決定。7月末までの出願準備完了を目指す。
5月1日:GRE1回目。スコア326。微妙に物足りないと思ったので再受験を決意。
5月初旬:カウンセラー数人とコンタクト。コンタクト時の相性をもとに、Edに決定。志望校を概ね絞り込む。
5月末:GRE2回目。スコア329。受け続ければ今後も順当に上がっていく気がしたが、Edと相談の上でGRE終了。
6月:Edの学校別セミナー、各校説明会、留活交流会、コーヒーチャットなどに参加しまくり、学校の特徴を把握。
7月10日頃:1ヶ月半かけてGSBのWhat Matters Mostエッセイが完成。Columbiaのエッセイに着手。
7月中旬:Columbiaのエッセイ完成。同校出願完了。この時点で同校が第一志望。
8月初旬:Columbiaインタビュー実施。
8月中・下旬:Columbiaの合格通知が未だ来ず、勝手に落ちたと確信。他校の準備を本格的に開始。
8月下旬:StanfordとWhartonを出願した時点でColumbiaから合格通知。第一志望合格により、その他の出願をストップ。
11月初旬:Columbiaに行くことを決め、受験終了と思って過ごしていたら、Stanfordからインタビュー通知。
11月下旬:相当悩んだ挙句インタビューを受ける。
12月初旬:Stanford合格。
2019年
1月下旬:Stanfordより(駄目元でアプライしていた)GSB Fellowship付与の通知。
2月上旬:最後まで悩んだ挙句、Stanford行きを決定。

Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)

①志望可能性がある学校を早期に確定し、それらの学校については、Info Session、卒業生の非公式説明会、コーヒーチャット等すべてのイベントに参加した。
②留活交流会、AGOS MBA夏祭りではそれらの学校の関係者に張り付いてひたすら会話を続けた。
③知り合いのつてを無理やり辿り、それらの学校の進学者、在校生、卒業生と1on1で会うなどし、情報を収集した。
④学校の日本人サイト管理者にメールをし、在校生とスカイプで話をした。
⑤Edが6月頃から主要校に特化したセミナーを開くので、それにできるかぎり参加した。

Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。

カウンセラー:Ed (55万程度)、Matthew (3万程度)
GRE準備:Magooshというウェブサイト(5000円程度)、EmPowerGREというウェブサイト(5000円程度)、受験費合計3万円程度

Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。

受験費用は自己負担。
留学費用は大学提供のFellowship等の奨学金、スポンサー資金および一部自己負担にて補う予定。

<スコアメイク>

Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

(*最終学歴に「海外大学院留学」と書いていますが、TOEFL受験時は海外大学院留学前(いわゆる純ジャパ)です。)

USトップ校の受験を視野に、TOEFLスコア目標を110中盤に設定。
TOEFLの対策をしてもスコアが伸びる気がしなかった上、テストの勉強となるとモチベーションの維持に懸念があった。そのため、TOEFL用の対策は行わず、そもそもの根本的な英語力(主にスピーキング力)の向上に力を入れた。
具体的には、
① 多忙でも出張中・海外旅行中でも、毎朝目覚まし時計がわりに欠かさずDMM英会話を25〜50分続ける
② 起床後、通勤時間、食事中、入浴中、就寝前などの日々の隙間時間にひたすらiknowというアプリを使い、口にすらすら出てくるレベルまで反復して語彙を学習し続ける
③発音矯正学校のジングルズのオンライン講座をレベル89.5(準ネイティブレベル)に達するまで受講する
④ 業務において海外案件を受けまくり、(無料の実践的な英会話だと思って)事あるごとに何らかの理由をつけて海外クライアントや事務所内の外国人の同僚等と会話する(メールで済むような話をあえて電話で行うなど)
といったことを行なった。
これらの結果スピーキング力が飛躍的に向上したとともに、会話中心のインタラクティブな学習であったことからリスニング力も向上、上記②により多様な高難易度の語彙を散りばめることができるようになりライティングも向上したため、結果的にTOEFLの対策を基本的に行わずTOEFLにてハイスコアを出すことができた。

TOEFLスピーキングの対策の中で、重要なのにあまり重視されていない点として、発音(英語らしい間の取り方や抑揚を含む。)を特に挙げておきたい。
上記③が完了した後、話の内容自体はとても稚拙であるにも関わらずスピーキングのいくつかの項目で必ず満点を取れるようになった。実感としては、日本人受験生は、TOEFLスピーキングで求められている内容のレベルは満たしているのに、発音・間の取り方・抑揚等の話し方の問題ゆえに発声内容が英語として認識されず点数が下がっている場合が相当数あるように思われる。発音等は独習では向上が難しいように思われる反面、プロによる体系だった指導のもとで半年〜1年程度1日30分未満程度の訓練を続ければそれなりに容易に向上すると思われる(私の場合は15分を1年半継続。)。そのため、受験までの時間が許すなら、上記で挙げたジングルズ他の発音矯正学校に1年程度通うことをお勧めしたい。

Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)

【GREの選択】
私は以下の理由からGMATを受けずGREで一本勝負し、結果的にこれが大正解であった(勉強期間2ヶ月程度でスコアメイク終了)。

<GMATスコアのボラティリティの回避>
GMATは点数のボラティリティが高いと思われる。一回で高得点が出ればいいが、例えば相当準備して臨んだ本番でかなり手ごたえがあったにもかかわらず低得点が出るといった事態も起こりうる。そのようなリスクが顕在化した場合にはそれ自体でも受験準備スケジュールに狂いが生じるとともに、さらに、モチベーション・精神面の問題によってその後の受験準備にさらなる遅延が生じる気がした(例えば、呆然としてしまいしばらく受験準備に手がつけられなくなるなど。)。他方でGREは、GMAT対比では、どちらかといえば点数のボラティリティが低く勉強すれば勉強した分だけ点が上がる試験だと言われている。私は自分がセットしたスケジュール通りに安定的に受験準備を進めたい意識が強かったので、そうであれば相対的にボラティリティが低いGREが自分の意識にマッチしている。

<バックグラウンドとGREの傾向とのマッチ>
私は文系で、理数系に特段の得意意識もなく、職業柄数字を扱う業務からはかなりの長い期間遠ざかっていた。他方で、日本の大学入試のような暗記中心のインプットには苦手意識がなかった。GREはMathがGMATと比べるとかなり簡単であり、かつ、Verbalもシンプルに大量の語彙力でゴリ押しできる問題が多いことから、私の上記バックグラウンドによりマッチしている。

<GREの要求スコアが低いこと>
USトップ校のGMAT合格者平均点(又は中央値)は730以上になりつつある。他方でUSトップ校のGRE合格者平均点は、例えばStanford GSB(私の受験時のGMAT平均点は737)がGMAT換算で720程度、Wharton(GMAT中央値730)がGMAT換算で600後半であるなど、スコアの要求がGMATよりシビアでなかった。スコアの要求が低い試験の方が容易に要求スコアを獲得できると思われたため、この点からもGREがベターである(但し、そもそものGRE-GMAT換算方法が正確かどうかは不明。)。

<GREの準備コストが低いこと>
GMATは、先輩方の経験を踏まえると、各種塾に通ったりして場合によってはそれなりに試験準備に費用がかかりそうな雰囲気である。他方で、GREはオンラインベースのMagooshやEmpowerGREなど、1万円程度で十分なクオリティの試験対策を提供している業者がおり、試験準備にかかる費用はミニマムに抑えられそうである。

<GRE出願による不利益は基本なさそうであること>
GREは、かつてはトップ校ではGREによる出願を認めていなかったり、「GREでの出願は不利に扱います」といったトップ校もあったようだが、最近では調べた限り大半のトップ校でGREによる出願が認められるとともに、多くのトップ校ではGMATとの有利不利は特段なさそうである(むしろ、「MBAランキングはGREではなくGMAT平均を考慮要素に含むことから、低GMATの者を合格させるとMBAランキングに響くが、低GREの者を合格させてもランキングに響かないため、低GREの者は低GMATの者よりも相対的に受かりやすい」といった指摘もあるようである。真偽不明。)。

【試験対策】
<Math>
MagooshのMathの講義を一通り見た上で、MagooshのMath演習問題を2周した。
数学が得意な方やGMATからGREに途中で転向されるような方は、講義をスキップして演習問題を1〜2周程度行うだけで対策終了かと思われる。

<Verbal>
(1) 語彙力の増強
①iKnowのGRE及びGMATのフラッシュカード、②MagooshのGRE単語フラッシュカード、③Magooshの「The Vocabulary Builder WorkBook」という単語力増強用のe-bookをひたすら隙間時間にこなし、基本的にはこれらに記載の全ての語彙を暗記した。
(2) 読解力の強化
EmpowerGREのVerbalに関する講義をひたすら受講し、GREのVerbal問題についての方法論を会得した。

<Essay & interview>

Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください。

【メインカウンセラー】
何人かコンタクトした結果、以下の理由からEd Leeに決めた。
① 褒める又は貶すのどちらか一辺倒でなく、良い点も悪い点もバランスよく指摘してくれること。
② 過去・現在含め非常に多数のクライアントがおり、情報面で他よりも優位であること。
③ 対応が非常に早いこと。
④ 時間課金制であるが、基本的にメールベースのみでもやりとりが可能で、時間を細かく刻んでくれるため(エッセイレビュー:3分、など)、結果として安価に抑えられそうだったこと。

特に上記②に関連して、私は経歴的に自分の周囲にはMBA受験生が皆無だったため、Edを経由しての在校生・卒業生とのコンタクトにより情報収集が行えたことは大変有意義であった。
なお、Edのデメリットとして、クライアントが多すぎることからピーク時には対応のレベルが下がるという話も聞くのでこの点は留意を要する。なお、私はファーストラウンドでの出願であったため、このデメリットは全く感じなかった。

【サブカウンセラー(インタビューのみ)】
Matthew Aldridgeにインタビュー対策を数回お願いした。
他のカウンセラーと比べるとかなり安価であり、かつクオリティも低くないため、コストパフォーマンスが良い。Matthewが暇なタイミングであれば、1時間のインタビュー対策なのに2時間くらい対策(追加フィーなし)をしてくれるなど、サービス精神も旺盛。
コスト意識が高い方にはおすすめしたい。
他方で、オンラインのみ(だったはず)なので、対面が良いという方にはおすすめできない。

Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

等しく第一志望であったColumbia・Stanfordではそれぞれ傾向が異なるため、それぞれ別の対策を行った。

【Columbia】
事前の情報収集を踏まえ、Why Columbia?という点が最も重要と考えた。
Why Columbia?を突き詰めるには学校についての情報収集が重要であることから、以下のような可能な限りの手段を尽くして情報収集を行った。
・Columbiaの学校ウェブサイトを隅から隅まで熟読。
・Edが主催するColumbia対策セミナーに出席。
・Columbiaの日本人サイト経由で在校生を紹介してもらい、スカイプで面談を行った。
・留活交流会、AGOS夏祭りで多数のColumbia関係者に時間が許す限り、話をする機会を持った。
・知り合いのつてを頼りにColumbia入学予定者複数と直接会い、話をした。
・Columbiaの日本人Alumni会に半ば無理やりコンタクトを取り、その行事に参加し多数のAlumniの方々と交流を行った。

上記により、多面的にColumbiaについての情報を仕入れることができ、具体的な学校イメージを持つことができた。
そのイメージを前提に、自分のゴールとColumbiaでの自分の活動が様々な点で有機的に関連し、自分のゴール実現に具体的かつ最短距離で繋がることをエッセイにおいて論証した。

【Stanford】
Stanfordは、(スコアやGPAなどが揃っていることを前提に、)あとはWhat Matters Mostのエッセイに尽きる印象である(学校からの合格通知には自分のWhat Matters Mostがいかに良かったかの手書きでの言及があり、また、合格後に行われるAdmit Weekendという行事でも、Deanは個々の合格者のWhat Matters Mostのエッセイの話ばかりしていた。)。MBA受験プロセスの中で最も時間をかけ頭を悩ませたのが、このエッセイの作成だった。
エッセイ作成にあたっては、「こんなことを書けばMBA的に学校にウケが良いだろう」といった思考を捨て、自分の人生で本当に自分にとって最も大事なことを素直に考えた。その過程では、自分の人生で行ってきたことを幼少期から今まで全て棚卸しし、自分の人生でキーポイントとなった出来事は何かを考えるようにした。その結果、中高生の頃のある出来事が結果的に自分の人生の転換期になっていたことに気づき、エッセイ中ではそのエピソードを展開し、それがどのように今の自分の信念を形作っているかを論述した。

Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。

インタビューには、完璧に答えられなければならないコアとなる質問と、ある程度守れていればよいような変化球の質問の二種類があると思われる。

前者については、Edから過去の受験生が経験したインタビュー質問のリストをもらい、そこから複数回聞かれている質問を抽出した上で想定問答集を作成、それをDMM英会話で繰り返しトレーニングした。

後者については、MatthewやEdとのインタビュー訓練において、守りの回答のコツや回答に失敗した場合のリカバリー方法を会得していった。

<その他>

Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。

Stanfordが提供するGSB Fellowshipを受給。

Advice and Messages

Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

自分はキャンパスビジットをしていなかったが、ウェブや人づてに得られる情報には限界があるので、情報収集という観点からはキャンパスビジットはしておいた方が良い(また、インタビューなどで雑談のような感じで「キャンパスビジットはした?」などと聞かれることがあり、こうした場面で回答に窮することがなくなるのも精神衛生上良い。)。